「テーマ」

具体的に明確に肯定的に『目標』を持つ
~どんな条件からでもイエスから始める~

「スローガン」

ビジョンアプローチで自社の課題を明確にし
人格を、自社の格会員同士で声を掛け合いながら
山の頂を目指そう!

「大方針」

全ての会員に
~入会してよかったと思われる経営研究会づくり~

待ちに待った夜明けを迎え、中期経営計画書に磨きをかけてきた2023年。

まさに山登りのように新年例会から一歩一歩、歩みを進めてきました。
なによりうれしいことは、会員の皆さんの画面越しではない多くの笑顔に会えたことです。
会全体で取り組んだトライアル制度で9名の新しい仲間を迎え入れることができ、例会、勉強会で共に学ぶ新たな仲間が増え、「会の活性化」に繋がりました。
1年間この会で学ぶことで皆さんの会社、自分自身、そして経営研究会のそれぞれの「格」、すなわち学びや知識などの「高さ」、努力や苦労、悩みの経験の「深さ」、そして器、度量、包容力の「大きさ」は以前よりも高く、深く、大きくなったのではないでしょうか。

いよいよ2024年度の新たな夜明け。
今年度は新たな3つの取り組みにチャレンジします。

まず、一つ目。
次年度2025年は北九州経営研究会創立30周年を迎えます。田舞本部会長が言われていました。
「企業も経営研究会も周年事業とは、先人をたたえ、創業・設立の精神を振り返り、今までの事業すべてを再定義することで、次の10年へ向けてのイノベーションの機会である」。
2024年は大事な準備の年。30周年に発信する「日創研北九州経営研究会2035ビジョン」をワクワクしながら想い描く年にしましょう。

二つ目は、とてもシンプルですが、私は今年の年末にすべての会員の皆さんに「入会してよかった」と言っていただける状態にしたい。
その状態が実現できれば新しい仲間も自然と集まり、例会や委員会、勉強会も活性化し、明確な目標を持って本部研修を受講するみなさんの笑顔があるはずです。

  1. 歴代会長をはじめ会歴の長い先輩経営者や、入会歴1~3年の新しい価値観を持った会員、さらにオブザーバーも交えディスカッションできる例会、懇談会の場を創ります。
  2. 引き続きトライアル制度を実践します。例会、『理念と経営』経営者の会、中経勉強会で共に学ぶ仲間との関わりを通しトライアル会員の皆さんに、ここで学びたいと感じていただきます。
  3. 会員同士の関係性を再構築します。そのために今年は2~3人1組のバディ制度を採り入れ、声を掛け合って例会、委員会、勉強会への参画、正会員率の向上、そして本部研修受講につながる仕組みを創ります。
  4. 苦しんでいる会員には積極的に声をかけ関わり、課題を明確にし、会で負担して本部研修受講を勧め、業績改善に繋げます。

そして三つ目、昨年皆さんと共に磨きをかけた中期経営計画書を引き続きリスキリングしましょう。
皆さんの中経に「ビジョンアプローチ」の手法を加え、自社の目指すビジョンと現在の状況のギャップを明らかにすることで、具体的な課題が明確になります。
そして先輩経営者からのアドバイスをいただいて本部研修を受講することでそれぞれの会社の業績向上に繋げます。

私は13年間経営研究会に在籍する中で決めていることがあります。
経営研究会の活動で得るものは学びの仲間、学びの継続の機会、そして情報です。そして本質的、具体的な学びが得られるのは本部研修受講だと考えています。
今まで多くの仲間が本部研修受講で課題を解決し、業績を上げてきました。
是非、学びの仲間から得られる情報を活用し継続的に本部研修を受講することで、本部会長方針にもある、具体的に、明確に、肯定的に『目標』を持つ~どんな条件からもイエスから始める~ことを実践しましょう。

上記の3つのチャレンジを通して下記の2023年度の課題も改善しましょう。

  • リアル例会が再開したことによる出席率の低下(目標70%に対して平均64%)
  • 本部研修受講率の改善(研修補助費の効果を除く本質的な研修受講率は30%台)
  • 可能思考研修受講による正会員率の改善(正会員率は77.5%全国44/64位全国平均82%)

昨年はトライアル会員の皆さんからSA研修を受けた直後の感想をお聞きする機会が多くありました。
初めて可能思考の必要性を肌で感じた方の、それぞれのビジョンを目指す意志を新鮮な言葉で聞き、改めて私も奮い立たせていただいています。
新しい仲間、価値観が今、この会には溢れています。もちろん、例会、勉強会には多くの先輩経営者が学びつづけてきたからこそ語られる言葉に出会える機会がたくさんあります。
会員同士の関係性を再構築し、価値ある言葉や情報がさらに飛び交う会にしたいと考えます。
今年もこの会にいる103名の登山パーティーと共に自社のそして経営研究会のビジョンという山の頂を目指し12月には「この仲間と一緒で本当によかった」と称え合える瞬間を楽しみにしています。

日創研北九州経営研究会
会⾧ 古森 健一