「テーマ」
いまこそ原点回帰
リーダーのマインドイノベーションで
自社の強みを活かした経営革新を
「スローガン」
共に「高く、深く、大きく」
人格を、自社の格を
経営研究会の格を磨こう
「大方針」
ビジョンという山の頂へ!
リスキリングで新しい時代の中期経営計画書策定に取り組もう
「明けない夜はない 陽はまた昇る」
待ち望んだ夜明けがいよいよやってきました。多くの大切なことに気づいたコロナ禍。この3年間の経験、準備が活かされる時代がいよいよ始まります。新たな希望のストーリーを描けるチャンスです。皆さん、笑顔でビジョンという山の頂への一歩を踏み出しましょう。
いよいよ、本格的にニューノーマルの時代に入ります。この3年間でみなさんの中期経営計画書は外部環境の変化に伴い大きく変わったはずです。2023年度は改めて北九州経営研究会に創設期から脈々と繋がる「中経勉強会」で、経営研究会の1丁目1番地である中期経営計画書の策定方法をリスキリングしていきましょう。本年度は会の仲間と共に経営理念を軸とした中期経営計画書を策定し、その発表を通して仲間や先輩から頂くアドバイスから本部研修への受講へと繋げていく、という会の原点に立ち返った流れを強化します。会員の皆さんは、年初からの中期経営計画書を軸とした例会や勉強会に積極的に参加いただければ12月には中期経営計画書に書いたあなたの目指すビジョンに近づけるはずです。
ここ数年の会の状況を振り返ってみましょう。2020年4月例会から急遽オンライン例会に切り替え、コロナという世界規模の大きな脅威の際も私たちは北九州経営研究会に所属することで仲間と共に困難に立ち向かうことができるということを経験し「共に学び 共に栄える」という会の理念の力を再認識しました。2021年の例会出席率は70.7%(目標70%)。業績アンケートでも北九州経営研究会の会員企業の黒字率はコロナ禍にも関わらず80.1%という結果でした。しかし、数年間のスパンで見ると会員数の減少、例会出席率の低下傾向がみられます。2021年1月の休会を除いた実働会員数108名、2022年10月時点では104名。例会出席率はコロナ禍3年目の2022年度は69.0%。リアル開催のみだった2019年度が61.3%ということも考慮すると、リアル開催が復活する2023年は価値観を共有できる「新しい仲間の増員」、「例会出席率の向上」という会の活性化に注力する必要があります。そのためには基本に立ち返り「魅力ある例会」を開催し続けることが必須です。委員長が中心となり委員会メンバー全員で事業計画書の背景、目的にこだわって創る例会は、会員の学びにつながることはもちろん、会員出席率の向上、オブザーバー経営者の増加に繋がります。また、本年度は全国の単会と共に推進する「入会トライアル」という仮入会制度を採用し、「共に学び 共に栄える」という理念に共感した新しい仲間の増員を目指します。
「あなたは、なぜ経営研究会に入会しましたか?」
こう聞かれて、みなさんはどう答えるでしょうか。12年前入会した時の私の答えは「決算書が読めるようになりたい」でした。しかし、今考えるとその根底にあった動機は自社や自分自身の「あり方」を学びたかったのだと思います。そして、なにより「共に学ぶ先輩や仲間」が欲しかった。そう考えるとそれまでの私は中小企業の経営者として孤独と不安の塊だったのかもしれません。しかし、12年間の本部研修での学びや共に学ぶ仲間との関わりの中で孤独と不安は少しずつ小さくなっていきました。当初学びたかった決算書の読み方のみならず、自社や自分自身の「あり方」に目を向けることができたからです。特に本部研修で影響を受けたのは「人格を磨く必要性」を教わったことです。人格とは高さ、深さ、大きさの3次元で構成されている。高さとは「知識」。深さとはその人が経験してきた「努力や苦労、悩み」。そして大きさはその人の「器、度量、包容力」。人格を3次元で解釈することで自分自身が物事をどういう価値観で判断しているかが測れるようになりました。自分の会社の格も、経営研究会の格も同じ3次元で解釈できないでしょうか。自社で言い換えれば、高さは「技術力、商品力、専門知識」。深さは「社員さんや協力会社と共に乗り越える苦労や努力」。そして大きさは「社員さん、協力会社さん、お客様を包み込む包容力」。本部会長方針では、リーダーのマインドイノベーションで新しい外部環境の中、攻めの姿勢で本業の強みの強化策に取り組む必要性が説かれています。その成果をさらに高めるためにも人格、自社の格を磨くべきだと考えます。そして経営研究会の格も磨くことで、例会出席率の向上、新しい仲間の増員など、会の活性化に繋がるのではないでしょうか。
私は会長任期の2年間で「新しい価値観」を持った方にどんどんこの会に加わってほしい。
特に若い世代の経営者や経営幹部に興味を持っていただき、活躍していただけるような会にしたいと考えます。新しい技術やサービスはもちろん、人生観、人間観、仕事観すべてにおいて、エネルギーがあり、ワクワクするような価値観や新鮮な情報がこの会に流れ込んでくるといいなと考えています。そんな新しい仲間が描くビジョンと我々のビジョンが化学反応することで会員企業の経営革新や、経営者のマインドイノベーションが生れてくるのではないでしょうか。是非、2023年1月から12月までの例会に、新しい仲間も加わった会員全員で積極的に参画していただきたい。ビジョンという山の頂を目指し一歩一歩、汗をかき、励まし合いながらたどり着いた、今とは違う高さから見下ろす美しい景色を、この一年の終わりに会員全員で笑顔で堪能しましょう。
日創研北九州経営研究会
会⾧ 古森 健一